起業の仕方コンサルのアンサーブです。

 

企業間の紛争について「弁護士を紹介して欲しい」という相談もよく受けますが、

「報告・連絡・相談」を怠った場合に紛争に発展しているケースをよく見かけます。

 

例えば、

「〇〇日までに連絡します」 → 報告しない

「△△分後に連絡します」  → 連絡しない

「◇◇のデータを提出します」→ 提出しない

などの些細なケースが積もり積もって、紛争に発展していると感じます。

 

契約内容の問題や法的な問題について私はお答えできませんが、

単純に「社会人としての最低限のマナーの欠如」が原因の一つとも考えられます。

 

実際に私がお聞きした例を挙げますと、

【ケース1】

企業が士業に仕事を依頼。

士業より手続きの詳細およびスケジュールは追って説明すると連絡。

その後、その士業より回答なし。

 

【ケース2】

企業がコンサルに仕事を依頼。

コンサルはいつも「調査して報告します」と回答。

しかし、督促しなければコンサルからは報告無し。

 

【ケース3】

企業がWEB制作会社に仕事を依頼。

WEB制作会社の担当者は「30分後に連絡します」というも、

ほとんどが60~120分後に連絡をしてくるも謝罪の言葉は一切なし。

 

といったものになります。

心当たりがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は紛争のお手伝いはできないので、弁護士を紹介しておりますが、

実際、ほんの些細な連絡ひとつで紛争になるケースもあるのです。

 

仕事はお互いの信頼関係で成り立っているものと考えます。

私自身も仲の良い方と仕事をよくご一緒させて頂きますが、

連絡・報告・相談はスピーディーに行うよう心がけておりますし、

何か不測の事態で連絡が遅れそうなときは事前に連絡をしたり、

連絡ができなかった場合はまず謝罪したりします。

 

ありがたいことに、多くの方から「忙しいのは分かってるから大丈夫ですよ」と言って頂きますが、

多くの方の有限資産である「時間」を私の為に頂いているのですから、

最大限の配慮を行うべきと考えています。

 

逆の立場で「〇〇時に連絡します」と言われて、連絡が来なかった場合は

「なんだよ!こっちは待ってるのに。」と思ってしまうからです。

 

社内のコミュニケーションとしての「報告・連絡・相談」も欠かせないものです。

しかし、社外(取引先)への「報告・連絡・相談」も欠かせないものなのです。

 

多くの中小企業経営者や士業は、社内の「報告・連絡・相談」の重要性は理解され、

独自の取り組みを行われていることでしょう。しかし、社外に一度目を向けてみると、

「この連絡は明日でもいいや~」

「3日後に会うから、その時でいいや~」

等と思われているご自身や社員の方がいれば要注意です。

 

事実、私が某事務所に勤務していた際、とある部署の人事まで任せて頂いていました。

当時、人材派遣会社を数社利用していましたが、とにかく連絡のレスポンスが早かったのは、

株式会社ジョブコム( https://jobcom.co.jp/ )東京支社の長沼翼氏でした。

 

こちらの要望について細かく検討して頂いた上でのレスポンスの早さはもちろん、

何か問題が発生した際の対応の早さや、謝罪に来る際の早さも他の人材派遣会社と

比較しても群を抜いていたので長沼氏を信頼するようになりました。

 

私はだんだんと人材派遣社員をお願いする際、今までの敬意もあり、

信頼できる方にお願いしたいと思うようになりました。

 

そうです!感のいい方ならもう気づきましたよね。

「報告・連絡・相談」を早く正確に行う事ができれば、トラブルを回避するだけでなく、

仕事を獲得する確率も上がるのです。

当時の他の人材派遣会社は㈱ジョブコムと比較して、とにかく対応が遅かったのを

記憶しています。結果として、㈱ジョブコムとの取引はだんだんと増えていきました。

 

「報告・連絡・相談」をしっかり行うことによって、

1.トラブルを回避できる可能性が高まる

2.仕事の獲得に繋がる

3.人間関係の構築にも繋がる

と、3つのメリットがあります。

 

皆さんも社内だけではなく、社外(取引先)にも目を向けて、

改めて「報告・連絡・相談」の重要性について考えてみてはいかがでしょうか。