2016年4月14日に発生した熊本地震で被災された方々に

心よりお見舞い申し上げます。

 

さて、本日は震災後におこる「詐欺の手口」について

お話したいと思います。

 

震災後に発生する詐欺は大きく分けて3つです。

1.リフォーム・耐震補修詐欺

2.ボランティア・義援金詐欺

3.振り込め詐欺

詳しく見てみましょう。

 

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1.リフォーム・耐震補修詐欺

建設業者や建築業者などを装い、

「このままだと、この家は崩れますよ」

「地震に耐えられるよう最新の工事が必要です」

などと謳い、工事費やチェック費用の支払いを求める手口があります。

 

業者が実際に工事を行う場合、通常の金額より何倍も多くの金額を請求したり、

ほとんど何の工事も行わない場合もあるようです。

 

安易に契約せず、複数の業者から見積もりを取ったり、

公的機関に紹介してもらうなど、十分に注意しましょう。

 

2.ボランティア・義援金詐欺

ボランティア団体や公共機関の名前をかたり、

「被災地にボランティアにいくので皆様の協力をお願いします」

「〇〇をご購入頂くと、売上の◎◎%を被災地に寄付します」

などと謳い、現金の支払いを求める詐欺手口があります。

 

きちんとしたボランティア団体や公共機関は、

現金を求めたり、購入を促したりすることは絶対にありません。

 

駅前などで募金を求めている場合もありますが、

これも被災地にお金が届くとは限りません。

 

テレビ局や様々な団体が公共の電波を使い募金を呼びかけていますが、

集まった金額の60%ほどはその団体が搾取しているとの情報もあります。

 

被災地へお金を届けたい場合は、被災地の公共機関に問合せ、

どこに振り込むべきかを慎重に検討されるようお願いいたします。

 

3.振り込め詐欺

被災者の身内をかたり、交通費や生活費を求めて現金を求める手口です。

 

これは本人確認を行うことで防げるのですが、

有事の際はなかなか難しいところでもあると思います。

 

誰かにお金を渡す際は慎重に行動しなくてはなりません。

 

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被災者の方に被害を与えたり、

復興を願う人の善意を踏みにじる震災に乗じた詐欺は

絶対に許せません。

 

少しでも不安を感じた場合は、

被災地の公共機関(市役所など)に直接連絡を取ってみて下さい。

 

万が一、被害にあってしまった場合は、警察や弁護士に相談してみて下さい。