とある弁護士より驚くべき連絡を頂きました。
それは、「独立準備に入るのだが、紹介営業のノウハウを教えて欲しい」
という私からすると驚愕のものでした。
その弁護士は、ネット広告にかなり力を入れられており、
かなりの顧客を獲得されている弁護士だからです。
少し詳しくお話を聞いてみたところ、
・インターネットの集客はクレームが多い
・インターネットの集客は価格競争で消耗戦に疲弊した
・インターネット集客は問合せも多いが実際の契約まで期間を要し、
他のサイトとの比較検討が尋常ではない
・インターネット集客をしている弁護士は消費者から「格下弁護士」と
見られている感覚を払拭できない
and more…
インターネットによる集客は現代の基本とも言える事項ではあります。
事実、インターネットによる集客に成功している法律事務所はたくさんあります。
逆に、インターネット広告による失敗事例もたくさんあります。
ネットニュースで炎上した2つの法律事務所は挽回が大変でしょう。
今回、問合せを行ってきた弁護士の先生はインターネット集客の重要性を理解されたうえで、
それでも「紹介営業」「人脈形成術」の重要性を理解され、今後はその営業スタイルで
弁護士として活動していきたいと「熱い想い」をぶつけてきて下さいました。
私としては嬉しい限りで、少し話を聞いていると、
・いま独立を考えている弁護士や知り合いの士業はネット集客を諦めている
との情報も!!
また、一部の士業の間では「ネット広告=格下士業」というレッテルが貼られ始めているとの
情報もお聞きしました。
私は「インターネット広告=悪」とは考えていませんが、インターネットに頼りすぎることには
疑問を感じています。
弁護士業界の広告が解禁されたのは2000年ですので、まだ16年ほどしか経過していません。
広告が解禁されてから、俗にいう「過払いバブル」が起こりますので、
弁護士達はこぞってインターネット広告や中吊り広告・テレビ広告を出しました。
すると、結果は見事「大当たり」で、【広告を出す→案件が獲得できる→儲かる」仕組みが
ほぼ構図として完成した節があります。
過払いバブルが終わるとともに、弁護士達は
・離婚 ・交通事故 ・相続
の広告に力を入れ始めます。
よく見るフレーズとしましては、「相談料無料」「着手金無料」といったフレーズでしょうか。
その他の士業に至っては、
・会社設立 ・相続
に関する広告を出し始め、
よく見るフレーズとしましては、「会社設立0円」「争族にしないために」でしょうか。
ん~確かに、士業として情報を提供することは重要だと思うのですが、
何か違和感を感じてしまいます。。。
今回、ご連絡を頂いた弁護士は私と同じような違和感を感じており、
「紹介営業の重要性」「人脈形成の大切さ」を教わりたいと
おっしゃって頂けたので、本当に嬉しかったです。
今までの主流は「インターネット集客」であったのは事実です。
しかし今後は「紹介営業+インターネット集客」に切り替わる予感が拭いきれません。
皆さんもインターネットだけに頼るのではなく、
リアルな人同士のコミュニケーションによる「紹介営業」を
身に付けてみませんか?